嘘。

satto2004-12-24

こんなクリスマスイブにこのタイトルもなんだけど。
昔、バイトで2歳くらい年下の女の子にやけに慕われた。
本当に変わった子でいつでも真剣な顔して
「私、今、中国の文化大革命にはまっています。
SATTOさんは毛沢東についてどう思いますか!?」
とかいろんな質問としてきたし、半ば強制的に長野の牧場にあるアメリカの開拓時代の生活にかぶれて生活してる人のいるペンションに連れて行かれたりしてた。
私も結構、その変さに面白がってるところがあって。
その子の彼氏は麻薬のバイヤ-で外車を何回も何回も買い換えては危ない橋を渡ってた。
私がバイトを辞めたら連絡も途切れるかなと思ってたけどしばらくはわざわざ手紙を何回もくれて,バイヤ-と別れてバイトの店長と付き合ったとか(かなり赤裸々に説明)バイト仲間でモンゴルに旅行したとかいっぱいいっぱい報告してくれた。

全部、嘘だったの。
後からその子以外の元バイト仲間で飲むことがあって分かったのだけど、店長と付き合ったというのもモンゴル旅行も。
腹は立たなかった。
それよりもあの子の事を昔よりいっぱいいっぱい考えるようになった。なぜ嘘で嘘を固めて自分を作り上げたのか。「へ−!へ−!」と話を全部鵜呑みにしてた私はあの子にとってどういう存在だったのか。
それだけが今でも知りたいのです。