読書

なぜ月曜日は、頭が働かないのか―心が、脳を「変える」

だんなさんの美容院をコメダで待ちながら何年か前に買った本を読み返す。
前読んだときより、よく分かった。面白い本だと気づいた。

心についてたんなる気の持ちようみたいな、はっきりしない本が多いように思う中、脳の働きと、実験の結果等日常の脳の(心の)よくある反応を説明するから結構、「はっ」とする。
例えば、最近ランチした元同僚から聞いたんだけど、ちょっと前に玉突き事故で九死に一生を得た上司がそれ以来タバコを吸えなくなった話。事故の直後ガソリンの匂いが社内に充満して、いまタバコすったら爆発する・・・て何度もおもったらしい。それはこの本によると単なる気持ちの問題でなく、偏桃体という不安や恐怖を管理してすばやく体に反応を起こさせる部分にその時の恐怖が焼きついてしまって、普通だったら、危険なわけが無いタバコの火に過剰に反応するようになったんだって。通常、大脳皮質という部分に「今は火をつけても大丈夫だよ」って判断が追って送られてくるのにそれが効果ないほど強く焼き付けられてるんだって。
実際の話と照らし合わせて理解できてすっごく面白くない???

美容院が終わっただんなさんに必死で説明したけど「すごいなぁ」とお愛想で言ってくれた程度で私ほどの感動はないようだ。私に足りないもののひとつ。
話術。