のど元すぎれば熱さも忘れる

satto2013-10-04

私は多分忘れやすい。
先月3年半いた職場を退職することになり、それに向かって周りの人に報告したり、仕事の引き継ぎをしたり結構気をもんでた。
9月に行われた次の人の試験、面接で決まった人は、引き継ぎの日の前日、家庭の都合で辞退した。
ぎりぎりで代わりの人は見つかったけど、結局引き継ぎはないまま退職の日を迎えた。
 この3年間、体力的にも、精神的にもパンパンで仕事してきた。何回トイレで泣いたか。何回くやしくて夜寝られなかったか。生まれて初めて、私、いじめられてるんだと思って悲しかった。でも負けたくなかったから、一生懸命仕事を覚えた。仕事を覚えて、相手の攻撃に応戦する知識を身に着けることを目標に頑張った。
なんて、ネガティブな頑張り方なんだろう!
 でも、そんな頑張り方は体に良くない。こんな私じゃ赤ちゃんも来てくれない。で退職することにした。
周りの人の反応は意外だった。一番厳しかった人はとても戸惑って、しばらく時間が過ぎてから、最後には納得してくれた。仕事ようやってくれた。と言ってくれた。次に相談した人は職場を改革してあげるからもう少し見届けてみたら?と言ってくれた。それはもう無理だったけど。私の言うことを、甘えとも、わがままとも言わず受け入れてくれた。自分の職場を否定されているというのに。上に立つ人は違うと思った。
あんなに辛かったのに、ネガティな気持ちで頑張ってた仕事は、「私の仕事」って気持ちになっていて、離れることは寂しかった。どんだけ忘れっぽいんだろう。私。
視界に入ってくるのも嫌で、顔が見えないようにその人と自分の机の間に段ボールの壁作ったくらい嫌いだった人のことも、今はどうも思わない。ただ次の人のために改善は絶対必要だと思うだけ。
本当に頭おかしいんじゃないかと思うくらい忘れっぽい。
ただ、我慢ばっかりしていた状況で、本音を話してくれて、私の社交辞令でない本音も引き出してくれた仲間に会えたことって嬉しかった。めちゃめちゃ嬉しかった。