瞽女(ごぜ)さん

この言葉ははじめて聞いた。
先日、最後の瞽女さんである小林ハツさんがなくなったとYAHOOで見つけて何気なく内容を読んだ。
古くは室町時代からその存在が確認されている、盲目の女性が生計を立てるため、集団を組み、歌や楽器の芸を身につけ、ずっと旅を続けるというのが瞽女(ごぜ)さん。その男性版は「座頭市」の座頭だそうだ。
なんか ガ-ンとした。
盲目の女性なんて昔ではすっごくか弱い存在だろう。
生きるために歌を覚えて芸を覚えて旅をせざるおえないなんて。
しかも、それが昔話なんかじゃなくて最後の方が今まで生きてみえたなんて。
欲望の赴くまま検索を続けた。
彼女(小林ハツさん)はお母さんに言われたそうだ。瞽女の一座に入るときだ。「盲は一人で逃げる事もできないんだ。辛いというな、寒いというな、おなかすいたというな」 彼女はその通りに生きた。いっぱい他人に裏切られたり、辛い目にあったそうだ。「生きることが修行だから」「生きて周りが幸せになっていけばいい」って彼女は言ってたらしいけど。何でそんな事思えるんだろ。強すぎない?自分を大事にしましょうと教えられて育った私のなんて弱い事。彼女の出版物を探してみようと思う。何か学べると思う。
彼女に一度でも視力をあげたかった。