東京タワ−

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

これは入院生活が始まる時、ベストセラ−だったし読みやすそうだったし軽い気持で買った本。
親が死ぬってことを、誰もが頭の底の底で恐れている。けど考えたくないからそのままにしときたい。あんまり直視したくない事を直視しなくちゃいけなくなったらどういう言葉が出て来るのかって、こわいほど簡単で的確な言葉が選ばれていてまず言葉の選び方に感動した。言葉の選び方がストライクだった。やられた。
2日ほどで読み終えて、すごく泣いた。ほとんど親と重ね合わせてた。

だんなさんもすごい勢いでお見舞いにきてるのかこれを読みにきてるのか分からなくなるほど読んでた。ちょっとやっぱり泣いてた。

親をすっごく大事にしたくなって、退院してから結構実家であれこれ老体を気遣うような発言を繰り返してたら、うるさがられた。
まだまだ子供の言いなりにはならないらしい。