驚異の小宇宙 人体2

ちょっと久しぶりにNHKに遊びに行った。
驚異の小宇宙・人体、大型企画で、何章も何章もあるので見切れていない。生真面目にも順番どおりに見てきたけど、これから職業訓練校が始まるからちょっと焦ってとりあえず見ておきたいと章だけ順番抜かしで見ることにした。
「脳と心」と「知覚」の2話。
脳と心がめっちゃめちゃ面白かった。
心に残ったのはシャンダ−ルの洞窟の発見。ネアンデルタ−ル人の骨が4体発見されて、そのうちの2体からネアンデルタ−ル人の心が推測されるという。
一つは右手がない盲目の人。狩が生きる手段だったその時代右手がなく盲目の彼は普通なら淘汰されるだろう。しかし彼は、留守や火の番をしたりして生きていくことができていた。つまり、弱者である彼を生かせててた、福祉博愛の精神がネアンデルタ−ル人にあったということになる。二つ目は花粉まみれになった骨。洞窟には花は咲いていない。死者を花で弔うという気持がもう生まれていたということになる。
そして、クロマニヨン人。彼らとネアンデルタ−ル人の違いは脳の前頭葉。これは脳の中で一番新しい脳で、これを持つクロマニヨン人は芸術を生み出した。道具を武器に発展させ「争い」を発生させた。その一方で心では怒っている相手に微笑むという行動のコントロ−ルもできるようになった。
脳の世界では、戦争も、世界平和も同じところから始まったという面白さ。
ん-面白い。これ学生のときに見ていたら私の生物嫌いもなかったかも・・・。