心臓がドキン

これはぜひ覚えておきたくなった真緒の言葉
 朝、登校の列を家の前で真緒と私と一緒に待つ。今まで離れる直前は、毎日じゃないけど、手をつないだり、ぎゅっと抱きしめて「がんばってね!」って列に送り込んでた。
 ところが、昨日の朝・・いつもの調子でこっちに向かう列が向こうの方に見えたから「手ぇつなご」と言った。そしたら、「いや」「なんで」「はずかしい〜」「え〜?」そんなことを言いながら、列の友達や一緒に歩いているおじさんおばさん達にその会話さえも気づかれたくないような焦った様子で列に入っていた。なんか変わったなぁと思いながら見送った私。
 その夜。パパと3人でいる時、そのことを思い出して真緒に聞いてみた。「今日はどうして手つなぎたくなかったの???」「なんか・・ママが手つなごうって言って〜いいよって言おうとしたら〜心臓がドキン!!!てしていやって言ってしまった」子供ってすごい。自分の感情というか心の変化をここまで上手に感じ取って言葉にできるのかぁ。その説明だけで、私までその気持ちを体験したみたいな気になる。
 真緒。あなたはすごい。そしてそれが自立っていうもんなんだね。自立っていうのは、誰かに言われて頭で考えてするものじゃなくて、内から、自然に湧き出るもんなんだね。