盲腸になっちゃった①

学校から帰って近所のお友達と遊びまわった普通の日。
17時になって家に帰って「宿題しなよ!」と私が言ったその時。
「お腹が痛い・・・」絶対眠たいだけだと思った。ちょっと寝させたら回復するだろうと思った。
夜になってもすごく痛そうにお腹を抱える真緒。これはちょっとおかしい・・。こども夜間クリニックに行く。
お医者さんはお腹を触り「便がたまってるから、一度浣腸で様子を見ましょう。」
その時は、浣腸で普通の便が出て、いったん良くなったと真緒。でも真緒って便秘でそんなお腹痛くなったことってないのになと思いつつ、よかったよかったと家に帰る。だって明日から家族旅行ディズニーランドに行く予定。便秘くらいの軽いものであってほしい・・・。て気持ちがあった。
 家に帰ると、やっぱり同じ。痛い痛いと定期的に苦しむ真緒。右を下にして私が赤ちゃん抱っこをするとちょっと痛みが治まるみたいで夜中痛むと抱っこしてた。早く朝になっていつも診てもらってる病院に行きたかった。
 朝1でいつもの小児科に行く。病院に行くと気が張るのか、それほど痛そうな様子を見せない真緒に先生は「胃腸炎でしょうね、整腸剤出しますね。」いろいろネットで調べて、この時期の小学生、ストレスから「自家中毒」という病気になるというのが気になっていた私は(このごろ私が真緒を怒ることが多かったから・・・)ストレスということもありますか?と聞いた。先生の回答。「ストレスとか、疲れとか喉とかに書いてあるわけじゃないんですよ。いろんな原因を調べて、どれも違うといったときにそういうのは疑いますから。」そうですよね・・。とそのまま帰った。
 家に帰る。昨日の夕方から何にも飲食してないのが怖くって、無理やりスポドリを飲ませたり、缶詰の桃を小さいの2切れ食べさせたりしただけ。15時くらい。整腸剤もまったく効いてる様子がない。おまけに高熱まで出てきた。今度は、紹介状を普通は持っていく国立の病院に電話して走った。
 若い小児内科の先生。時系列に細かく説明している私の話しをパソコンに打ち込む。お腹を押さえて「ここ痛い?」真緒は「うん」と頑張って答える。
「外科の先生にも診てもらいましょう」外科???と思いながらも沢山の先生に診てもらうことはすごく安心。外科に行く。3人も先生がいた。採血、エコー。真緒は注射も嫌がらずじっとしてた。血が上がってこず、何度も針を刺しなおしたのに、泣くことも声を出すこともなく、先生が「あれ?すごいな」とびっくりするくらい。
 先生方が話し合う。「典型的だね。うちで診る?そうだね。」どきどきした。
 結果は   「虫垂炎・・いわゆる盲腸の可能性が高いです。いまから入院してもらいます。」
えー!!盲腸かぁ。びっくりしたけど、ちょっとほっとした。盲腸って軽くてすぐ直る病気ってイメージだったから。
 真緒、初めての入院生活。