盲腸になっちゃった②

主治医の先生と治療方法の相談。薬で散らすか、手術をするか。
真緒の体を切る・・・。そんなこと今、急に決めれない。切ってしまえば再発はなくなる。けどぉ。
決断できず、結局一番強い抗生物質で様子を見ることに。問題は痛くなりだして1日経過していること。もしこれが聞かなかったら手術に即踏み切りますよ。とのこと。
 長い点滴の管を付けて絶飲食。痛みも続く。歩けないから車いす。痛くなると横抱っこをしてあげるとちょっと楽になった。それが私には救いだった。少しだけでも痛みをやわらげてあげられた。
 おしっこを毎回計量する。その作業は大変だった。車いすと点滴の台車(?)とコロコロ引いて、立てないから抱っこで便座に座らせる。動くとお腹に痛みが響くけど、きく足を開かせてビーカーを股の間に入れて・・・。点滴のせいで急に尿意が襲うらしく、とろとろしていられない。私も真緒も大変だった。
 真緒がすごいのは、泣き言を一切言わないこと。もちろん痛いとかは言うけど、この状態を受け入れてる態度は頼もしいとさえ感じた。子供がそうなのかもしれないけれど。
 一番かわいそうだったのは、入院が始まった木曜日から日曜日までの絶飲食。喉が渇いたぁ、お腹すいたぁ。と泣きそうになる真緒。点滴がずっと入っているから脱水症状や栄養失調とかにはならないけど、お腹のすいた真緒に何もあげれないのは辛かった。お医者さんにお願いして、水分を早めに許可をもらい、次のお昼からどろどろの流動食も始めてもらった。
 薬の効き目が鈍いらしく、主治医の先生(3人もついてくれた)が時々首をかしげる。もうちょっと長くなりそうな入院生活。もうちょっと頑張ろう。